仮想通貨取引所運営企業の株価は?
仮想通貨の取引所を運営している会社、その中でも母体が株式市場に上場している会社の株価はどうなっているのだろう?
なんとなく気になったので調べてみました。
今年2017年が仮想通貨元年とも呼ばれているので、この一年間の値動きを追っています。
調べた限り、現在財務局に登録されている中で、仮想通貨取引所の母体が上場している会社は3社。
GMOインターネット(GMOコイン)、リミックスポイント(ビットポイント)、フィスコ(フィスコ仮想通貨取引所)があります。
まだ開設準備中の2社、SBIホールディングス(SBIバーチャル・カレンシーズ)とマネーパートナーズグループ(名称未定)も含めて、上場企業が運営している取引所は5社となります。
まず稼働中の3社から。
GMOインターネット(GMOコイン)の株価の推移
ぼちぼち上がってますね。
日経平均との比較でも、夏の間はスコアは下回っていたものの、ここ最近では急回復して上回ってきました。
まあ大きい会社ですしね、名前は知ってる人がほとんどだと思います。
予想PERが28.3倍、予想PBRが5.5倍といったところです。
年の中ほどから猛烈に株価が上昇しましたが、その後は下げトレンドに入りなかなか上向かず、です。
これたしか、リミックスポイントの株主にビットコインを配布するというニュースが出て暴騰したんですよね。
200円台から1800円にタッチしたので一時は9倍近くも高騰していたわけです、おお!
日経平均との比較では、一年を通じてスコアは上回ってます。
予想PERは70倍、予想PBRは9.2倍です。
次はフィスコ(フィスコ仮想通貨取引所)。
時々吹き上がるものの、おおむね横ばい。
吹き上がるのも本当に短い期間だけなので、軽くウォッチしつつ、吹いたらそのタイミングで売りから入るのも面白いかなー。
上場はジャスダックですが、日経平均と比較させています。
おおむね日経平均に沿った動きをしていますね。
予想PERは19.3倍、予想PBRは5.1倍です。
ここからは開設準備中の2社ですが、まずSBIホールディングス(SBIバーチャル・カレンシーズ)から。
言わずもがな、ソフトバンクグループですからね、安定していますね。
ちなみにこのチャートもSBI証券のものを引用させてもらってます。
大体日経平均に沿った動きですが、ここ最近は2200円まで急騰していますね。
予想PERが13.1倍、予想PBRは1.1倍です。
最後にマネーパートナーズグループ(名称未定)の値動きです。
下げてますねぇ。
直近で上げてますが、75日平均線が重そう…
あ、表示してないんですが、オシレーターのいくつかが逆行現象示してたんですね、そこでこの上げですか。
ウォッチしてたらちょっと稼げたかも。
日経平均との比較でも、かなりスコアが下に開いてます。
予想PERは27.6倍、予想PBRは1.1倍です。
なんとなく調べてみた仮想通貨取引所運営企業の株価の動きですが、やはり目だったのはリミックスポイントの高騰でしょうか。
去年の発会直後にさくらインターネットがブロックチェーンがらみのニュースで人気化したのを皮切りに、一気にブロックチェーンやビットコインといったワードが株式市場を席巻するようになり、仮想通貨関連銘柄も注目されるようになったわけですが、母体が大きい所はそれほどでもないですが、時価総額の小さな企業だとやはり一つのニュースで大きく動きますね。
リミックスポイントの値動きはそれを如実に表していたと思います。
来年の株式市場は、そして仮想通貨市場はどうなるのでしょう。
大きな仮想通貨関連のニュースがあった時は、株式など他の市場を見てみるのも面白いかもしれませんよ。
リミックスポイントが運営する取引所、ビットポイント