暴落した仮想通貨。今は買い?それとも売り?
連日のアルトコイン高騰から一転、先日の暴落で低空飛行が続いている仮想通貨です。
今回はビットコインだけでなく、仮想通貨各種ほぼ全面安な状況だったので、また力強い上昇を見せるには日柄調整が必要かもしれません。
以前の記事でも書きましたが、ビットコイン先物がCMEやCBOEに上場したことで、今回のように売りに押される展開も今後は増えるかもしれませんね。
しかし、これから仮想通貨を始めたい人には、絶好のタイミングかも知れません。
今なら暴騰している相場に飛び乗るのではなく、じっくりと上がりそうな通貨を見極めて投資できると思います。
また、今回の暴落で慌てて売ってしまった人は、自分のポートフォリオを見直す良い機会になるのではないでしょうか。
信用で無茶なレバレッジをかけていたり、資産に占める仮想通貨の割合が高すぎたりすると、自分の予想と逆に相場が動いた場合に大きなダメージを追ってしまいます。
特に仮想通貨はまだ金融商品としてのルールも整っているとは言えない状態で、株式相場のようにストップ安もないので、そういったリスクはきちんと認識して取引すべきでしょう。
私は投資する際には、まず損失を抑えることを最優先に考えます。
例えば100万円を投資するとして、その後価格が50万円まで暴落した場合、その後に100万円まで戻すためには100%の値上がりを待たなければならなくなります。
100%上がるまで待つとなると、その間にまた値下がりする可能性だって十分ありますし、上がるにしてもかなりの時間がかかる事が考えられます。
株式の話ですが、バブル期に持っていた株が値下がりしてしまい、そのまま塩漬けして元の価値に戻るのに30年かかった、なんて話を周りで割とよく聞いたものです。
これを90万円の時に損切りできていれば、その後100万円に戻すのは12%上がるだけでいいので、それこそちょっと値上がるタイミングで再エントリーすれば、早い段階で取り戻すことも可能です。
損失が小さいというのはなにより精神的にとても楽です。
大きく損をしていると、どうしても早く取り戻したいと焦ってしまうものです。
しかし焦りがあると、大抵人間は冷静な判断をとる事が難しくなってしまいます。
損失が膨らむほど、それを取り戻そうとよりリスキーな選択をするようになり、大抵の場合それは上手くいかず、最後は信用取引の一発勝負の丁半博打でスッテンテンなんて事も、相場の世界ではよく聞く話です。
心と資金には余裕を持って、冷静に相場を判断していきたいですね。
そして相場が大きく下がった時はむしろ安く買えるチャンス!
買いから入っても売りから入っても儲ける方法は一つしかありません。
安く買って高く売る、高く売って安く買い戻す、以外にないのです。
大いに買って、売って、そして時には休みましょう。