安心度で考えるならビットフライヤー
日本では、昨年4月から金融庁が仮想通貨の取引所に対し、財務局への仮想通貨交換業の登録を義務付けましたが、以前から取引所を運営していた業者なら登録申請中でも業務を継続(基本6ヵ月間)できていました。
コインチェックは取扱い通貨数が多い為、6カ月を超えて営業の許可はされていた訳ではありますが、金融庁からのお墨付きはもらえていない状況でした。
国内海外の取引所で多額の流出事件が起こる中、やはり安全性の高い取引所を選びたいと思うのはユーザー心理として当然でしょう。
財務局への届出が認可されている取引所は、ある程度の基準をクリアした取引所であるのは間違いありませんが、その中でも安全性を重視した場合におすすめなのが、ビットフライヤーです。
ビットフライヤーをおすすめする理由
豊富な資金力と信用力
利用者数、取引量ともに日本一のビットフライヤーですが、個人的なお勧めの理由の第一はなんといってもその資金力、そして多くの大企業から出資を受けているというその信用力でしょう。
資本金額は41億238万円(資本準備金含)と国内最大級で、これだけの資本金を用意している会社は、あとはビットポイント(44億3千万円)ぐらいです。
そしてビットフライヤーの株主には、みずほや三菱東京UFJグループ、第一生命、リクルート、電通、SBIなどのグループも名を連ねます。
安全性という面から見たら、豊富な資金力や大企業からの信用というものは大きなポイントではないでしょうか。
不正送金に対する補償がある
ビットフライヤーは三井住友海上火災保険と賠償責任保険を共同開発し、これに加入することで、不正送金が起こった際に500万円を上限に補償をしています。
口座入金額が100万円以下だと補償額が10万円までだったり、補償対象が日本円での出金に限られるので仮想通貨での出金だと補償されない可能性があったり、万全であるとは言えませんが、顧客の資産を守ろうとしている事はよくわかります。
セキュリティが高い
ネットワークには次世代暗号システムや最高強度の暗号化技術を導入し、ビットコインにマルチシグ(ネチャ)を採用しています。
マルチシグとは、ビットコインを送金する際に複数(マルチ)の署名(シグニチャ)が必要になる技術で、要はセキュリティを強化するために複数の秘密鍵をかける事です。
マルチシグ、マルチシグネチャと呼ばれますが、シグニチャーとは伸ばさないようです。
資産に関しても、会社と顧客の資産の分別管理、資産の80%をオフラインのコールドウォレットに保管、銀行口座は顧客資産を一括管理せず顧客ごとの口座を使用、などといった対応をとっています。
売買しなくてもビットコインをもらえる
これはいわゆるポイントサイトみたいな感じでしょうか。
会員登録や商品購入などでポイントがたまるポイントサイトのようなものがビットフライヤーにはあります。
他のサイトだとポイントを付与されるところ、ビットフライヤーではビットコインで付与されるというものです。
自分のお金からビットコインを買うのはちょっと怖い、なんて人でも、安心してビットコインを手に入れる事が出来ます。
ビットフライヤーのここが残念
アルトコインは販売所取引
ビットコインとイーサリアム、ビットコインキャッシュ以外の仮想通貨は取引所での売買ではなく、販売所での売買となります。イーサリアムとビットコインキャッシュは取引所での売買はできますが、対ビットコインでの取引のみです。
手数料が結構大きいので、一度買った後は長期間保有するというならあまり気になりませんが、デイトレなど薄い利幅で回転させるには効率が悪いです。
アルトコインの種類は少ない
ビットフライヤーでの取り扱い通貨は7種類。
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、モナコイン(MONA)、リスク(LISK)です。
リップル(XRP)などの人気通貨は扱っていません。
ちょっと種類が少なくて物足りないですね。
まとめ
とにかくビットフライヤーの特徴を述べるなら、安心感に尽きます。
取引面での多少の不便さはあるものの、潤沢な資金と多くの大企業から出資を受けているという信頼度。
システム面、取引面でのセキュリティ対策や不正送金に対する補償などの安全性。
アメリカやヨーロッパでもサービスを開始しているビットフライヤーは、日本の仮想通貨交換業者のリーディングカンパニーとして、これからも引っ張っていく存在だと思います。