初めてのビットコイン

ビットコインをはじめ、仮想通貨に関して個人的に発信するブログ

ごめんなさいとは言ったものの

インチェックの流出事件で、ネムの580億円流出に対し、460億円の補填を会社側が約束した訳ですが、その対応自体は(履行されるならば)良かったと思います。

私なんかは、この対応発表前に「せいぜい一部補填するかしないかで、そのまま倒産だろう」と思っていたわけですから、損失額算定基準日の関係で目減りはしたものの、被害者全員への補填を発表したコインチェックの対応に関しては非常に評価し、自分の無責任な放言に対し、その後の記事のタイトルを「ごめんなさい」としたのですから。

hajimetenobitcoin.hatenablog.com



でもさあ…


流出した顧客も含め、全顧客の口座からの出金停止を続けるのはひどいんじゃないですかね?

インチェック側は出金停止の理由を「技術的な安全性の確認のため」としていますが、出金停止が続く間にも最近の仮想通貨は暴落しています。

補填に充当する資金を自己資金から賄うとコインチェック側は言っていますが、その額を会社側が持っていても、それが現金ではなく仮想通貨だった場合、現金を捻出するために自己保有の仮想通貨を大量に売るわけですから、相場自体もますます下がります。
今仮想通貨が下落し続けているのは、コインチェックが現金集めのためにどんどん自己保有仮想通貨を売却しているためじゃないですかね?

当然ながらコインチェックの顧客だけでなく、仮想通貨を保有する全ての人にダメージを与える事にもなります。


そんな中、コインチェックの資金を移す事もできない、出金再開時期も不明というのでは、顧客の皆さんは自分の資産が戻ってくるか気が気じゃないでしょう。

この対応は資金を扱う会社としてはあまりにも不誠実と言わざるを得ません。

ネムの被害にあった人だけでなく、コインチェックの顧客全てに対して真摯な対応を取ってほしいものです。


2月3日の時点では顧客のうち30人余りが被害者団体を結成したとありますが、おそらくこれからも人数はどんどん増えていくでしょう。
仮に流出被害者への補填が出来たとしても、それ以上の額の損害賠償請求されるんじゃないですかね。




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